こんにちはike-masuです。
妻の実家を二世帯住宅住宅に建て直すため日々奮闘している30代の男です。
今回は妻の実家の建築規制について書いていきます。
注文住宅だからと言って自由に好きな形に建てていいわけではないんですよ~。
住宅を建てるにはもちろん法律を守らないといけないです。
特に東京に住んでいる方は建てようとしている地域の建築条件を調べてみてください。
東京都は密接した家が多いので条件が厳しい所もあると思います。
東京都なら区のHPでその地域の規制が簡単に見れますので見てみてください。
私の場合妻の実家なのでそこに建てるしかなかったのですが、妻の実家は条件が結構厳しかったです。
この条件があるため色々と制限がかかってしまいました。
その条件というのが
防火地域と第一種中高層住居専用地域
なんだか堅苦しい条件ですがざっくりまとめますと
耐火建築にしないといけないよー
第二種高度(北側斜線)隣の家の光を妨げるな!
これが大きな条件です。これにより家の形に制限がかかってしまいました。
住宅メーカーの方もこの条件がそろうのは珍しいと言っていましたね。
なので今回はこの二つ条件って何?ということを説明していきます!
半分ぐらい私の愚痴になってしまうかもしれませんがご了承願います。。
防火地域
https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chumon/c_knowhow/boukachiiki/
参考:SUMO
要は火事が起きた場合でもすぐに火が回らないようにする耐火構造にしないといけませんという地域です。
役場や銀行、交通のターミナルといった、都市機能が集中している中心市街地や幹線道路添いの商業地域などの近くだと防火地域になるみたいです。
ですが家はどれも当てはまらない!閑静な住宅街なのでなんでと各メーカー首をかしげていました。
鉄筋や鉄筋コンクリートは材質がすでに耐火ですが我が家は木造建築を選んだため耐火構造にしないといけません。
これがまたお金がかかる。。。
耐火構造の工事費だけで500万円以上の見積もりです。しかたがありませんがこれがなければもっと安く済むのに!
それとドアや窓など設備も耐火用にするため設備の選択肢が若干減ってしまいます。
気に入ったものが見つかっても耐火でないとNGです。
ちなみに私みたいな地域でも準防火といって少し緩くできる方法があります。
それは建物の総面積を100㎡にすることです。
こんな感じですね↓
これをすることで耐火を逃れられますが我が家の場合二世帯。
100㎡以下で見積もりをしていただいたことがありますがさすがに狭かったです。家族7人は無理ですね。。。
なので単身家族でしたらこの手もありかもしれません。
ただ敷地に対してもったいないなと感じてしまうかもしれません。私は単身でももう少し広くしたいって感じてしまいました。
ただ防火地域は悪いことばかりではありません。
まず耐火にするのでそもそも火災が起きてもすぐに火が回らなくなります。
あとは建ぺい率(土地に対して住居を建てられる% )が10%増えます。
家の場合元が60%なので70%まで家を作っても大丈夫ということです。
例:土地が100㎡ならすべての総面積が70㎡の家を建てられる。
あとは火災保険が割引なりますので悪いことばかりではありません。
第2種高度(北側斜線)
https://www.megasoft.co.jp/3d/setback_regulation/height_basic_north.php
参考:MEGASOFT
簡単に言うとお隣のお家の日光を妨げてはいけませんということで真北に斜線規制を設けたものです。
つまり屋根が真っ平とかはできません。そうなると上の階の有効面積が減ります。(斜線部分は収納なども作ってはいけません。)
正直辛いです。我が家の3階はは1/3ぐらい削られました。これがなければ部屋をもっと広くできたのに。
『屋上なんかもあったらいいね』なんて妻と話していましたがその夢も最初の段階で儚く散りました…
北側斜線は個人的にはメリットはないなと思います。
デザインも制限されるし面積は削られるし仕方がありませんが悲しいです。。
以上の二つが合わさると、耐火建築の規制が高さ7m以上の建物を作らないといけないけど上に延ばせば伸ばすだけ斜線がきつくなります。しかも高さは10mまでという縛りがあったんです。
なので天井の高くして空間を広くするってこともできません。各階ギリギリで10mになるように均等にしてもらいました。
まだ家の構造では色々と問題があるのですが今回は防火地域と北側斜線というのがあるのを覚えていただけたら嬉しいです。
みなさん土地を選ぶ時は一度確認してみてください。
※こういった色々規制はありましたが契約したメーカーさんがなんとか理想に近い形にしてくれたのであきらめずアイデアをぶつけてみてください!
今回は以上です。ありがとうございました!